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職場で仕事の失敗や人間関係の構築の難しさを感じて、初めて発達障害だとわかった方がいる、という話を聞いたことがありませんか?

近年、大人の発達障害が注目を集めていますが、子どもの発達障害も昔より理解されるようになってきました。

現在では、1クラスに平均1人はいると言われており、その数は年々増えているようです。
 

個性と障害の境界線

昔は変わった子だと思われていた人が、今では発達障害だと言われる可能性もあります。

変わった子だと言われるような強い個性は発達障害に由来する、というわけです。

発達障害が広く認知された現在、内心では子どものことを発達障害ではないかと疑っている家庭もあるかもしれません。

その一方で、発達障害だと認めたくない親はたくさんいます。

面と向かって発達障害だと言われればショックですよね…。

しかし、見て見ぬふりは子どもの負担が大きくなる一方です。

わざとではない行動で怒られたり、性格や能力を非難されたりすることもあるでしょう。

子どもにとっては不本意です。

もし疑わしければ、受診して事実と向き合い、しかるべき対策をしてあげなければなりません
 

普通クラスと特別学級

「子どもを他の同級生と同じ条件で育ててあげたい」

というのが、大半の親御さんの願いだと思います。

しかし、親としてのプライドはどうか捨てて下さい。

子どもの気持ちを第一に考えるべきでしょう。

発達障害の子は、無理に普通クラスに通うと授業についていけなかったり、孤立してしまったりする場合があります。

自信の喪失自己肯定感を低下させてしまうなど、悪循環につながりかねません。

どのクラスで学ぶかは、学校や教師、子どもと向き合って相談しましょう。
 

発達障害だからといって諦めることは何もない

発達障害だったからといって、子どもの将来を憂えることは何もありません。

発達障害であっても、自分の特性に合った職業に就いて活躍している方もいらっしゃいますし、医者や教師など、世間的に難しいと言われる専門職に就いている方もいらっしゃるのです。

発達障害に理解のある家庭教師もいるので、子どもの特性に合わせて学校以外で勉強の指導をしてもらうのも良いでしょう。

家庭教師は子どもの得意を伸ばし苦手の克服のための一助となってくれるはずです。
 


 
この記事を読んで下さっている親御さんの中には、お子様の成長に不安のある親御さんもいらっしゃるかもしれません。

親が育てにくさを感じているように、子どもも生き辛さを感じている可能性があります。

親は自分の価値観を押し付けることなく、子どもの本当の気持ちを聞くようにしてあげましょうね。

家庭でも学校でも、居心地が良い環境を作ってあげることが大切なのです。