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親になって初めて自分の親の気持ちがわかり、感謝の念がわいたという親御さんも少なくないと思います。

子どもを産み、一人前に育て上げるのは、肉体的・精神的にも大変なことです。

しかし、親の心子知らずという諺にあるように、子どもの頃は親の気持ちにまで考えが及ばないのが普通ですよね。

思春期の頃に親の気持ちを考えず、反抗してしまったという人は少なくないはず。

でも、成長過程において反抗期は正常なことで、多くの人が通る道です。
 

反抗期の原因

「幼い頃は何でも言うことを聞く素直な子どもだったのに、最近は何にも言うことを聞いてくれない」と困っている親御さんはいらっしゃいませんか?

子どもも成長するうちに、自分の意思を持ちます。

また、家族といるよりも、友達との付き合いがより楽しく感じられるようになる時期なのでしょう。

親御さんはまだまだ子どもだと思っていても、お子様は自立しようとしているのです。

親が小言を言うと子どもがイライラしてしまうのも、反抗期を経験したことのある方なら理解できるでしょう。
 

反抗期の子どもへの接し方

子どもに反抗されたとき、親としては悲しいですし、心配でもありますよね。

もちろん、警察にお世話になるような程度が重い場合は、向き合って話をしなければなりません。

叱って諭すのも親の役目ですし、理由を突き詰める必要もあります。

一般的な反抗期の場合は、口うるさく子どもに干渉するのではなく、少し距離を置いて見守りましょう

子どもが話しかけてきた場合には、向き合ってとことん話を聞いてあげて下さい。
 

子どもにとって信頼できる、親以外の人の存在

反抗期の子どもは、学校でも先生を困らせている場合があるかもしれません。

しかし、学校には何人も教師がおり、その中には密かに子どもから信頼を寄せられている教師もいるはずです。

また、家庭教師も子どもと近い位置にいる存在であり、信頼を置かれやすいです。

信頼を置いている人の言葉なら子どもは素直に聞いてくれますし、普段は親に言えないようなことも喋ってくれることもあるでしょう。

普段反抗的ではあってもやはり子どもなので、大人が冷静になって受け止めてあげることが大切です。
 


 
反抗期といっても、子ども一人一人に個性があります。

個性に応じて反抗期を乗り越える方法を模索し、学校や家庭教師など周囲の大人とも協力するのが良いですね。

ご自身だけで対処しようとすると、悩みすぎてお母さんが精神を病んでしまうこともありえますし、お子様との関係が悪化する可能性もあります。

反抗期だからといって子どもを突き放すのではなく、成長期にはよくあることだと温かい気持ちで受け入れることが大事ですよ。

子どもが大人になったとき、ご両親の気持ちや愛情を理解してくれるときが必ずきますから!