家庭内で子どもと会話することは、とても大事なことです。
子どもは生活の中心が学校のため、話の内容は自然と学校での出来事や成績、友達や先生などの内容が多くなりますね。
聞いてあげて、反応してあげると子どもも嬉しいはずです。
しかし一方で、親御さんが自分の仕事についてお子様に話すことはあるでしょうか?
もちろん仕事の愚痴ではありません。
どんな仕事をして、どんなやりがいがあるかなどです。
今では、親御さんの職業すら知らないお子様もいるようです。
ご家庭で、親御さんの仕事について話してみる機会を設けてみるのも悪くありませんよ。
親の姿を通して働くということを考える
子どもが学校に行くのと同じように、親は毎日仕事に通いますね。
当たり前になりすぎて、親の仕事に疑問も関心も持たない子どももいるようです。
親の仕事を知らない子どもは、将来なりたい自分像を描きにくいと言われています。
家庭でときどき親が自分の仕事について話すことは、子どもが将来を描くための助けにもなるでしょう。
最近では、企業において子どもが親の働く姿を見ることができる「子ども参観日」が設けられている場合もあります。
家庭とは違う親の姿を見て感銘を受けたり、親に敬意を持ったりと、親への見方が変わる子どももいるでしょう。
職業体験や職場体験で、仕事を体験してみよう
中高生になると、学校で職場体験の機会を設けていますね。
幼いお子様でしたら、職業を体験できるテーマパークへ行くと良いでしょう。
仕事はやりがいもある一方で、大変なこともあります。
実際に体験してみると、自分が思っていた仕事内容と違っていたということもあるかもしれません。
勝手に簡単だと思い込んでいた仕事が、実は難しかったと気づく場合もあるでしょう。
挨拶や人間関係、マナーなど、学校とは違う点も多いことを実感するはずです。
仕事を体験することは、社会や仕事への理解を深めることになるのです。
人生において、働く期間は学校で勉強する期間よりもはるかに長いです。
自立して生きていくためにも、働いてお金を稼ぐことが必要ですよね。
自分の満足できる仕事に就いて、より充実した人生を送るためには、幼い頃から将来について考えることが大切だと言えるでしょう。
昨今では、学校でもキャリア教育が重視されてきています。
働く人は親御さんだけではありません。
身近な職業人である学校の先生や家庭教師にも、話を聞いてみると良いでしょう。
色々な人から話を聞き、自分で体験したりしながら将来の目標が定まってくることで、子どもの勉強へやる気も違ってくるかもしれません。