子どもの生活の大半は、学校生活で占められています。
授業、部活動、塾のサイクルが毎日続くという子どもが多いでしょう。
休みの日にも部活の練習があり、家族でそろって出かけられないと嘆いたり、勉強がおろそかになっていると心配したりしている親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
部活動への入部を強制している学校もありますね。
ブラックと呼ばれるやりすぎの部活動は論外ですが、部活動には良い面もあります。
部活動へ参加する意義
近年は教師にも生徒にも負担であるなど、何かと議論されることの多い学校での部活動…。
しかし、部活動だからこそ学べることもたくさんあります。
たとえば、先輩や後輩ができることです。
部活動がなければ、上級生や下級生と関わる機会は多くありません。
上下関係、挨拶、マナーなどが身につきます。
また、仲間と目標に向かって練習することで絆が育まれますし、困難を乗り越えることで喜びや自己肯定感が生まれるでしょう。
引退まで続けることができた場合は、やり切った感や達成感に包まれるはずです。
部活動と勉強
部活動に熱中するあまり、勉強ができていないと不安になる親御さんもいらっしゃいますよね。
部活動をせずに早く帰宅した場合でも、勉強しない子どもは無駄に時間を過ごすことが多いです。
むしろ部活動をした子どもの場合、帰宅後の限られた時間を有効に使おうと集中して勉強するため、成績も良い傾向にあると言われるくらいです。
いずれにせよ家庭教師には、子どものライフスタイルに合った、効率的な勉強方法を指導してもらうのが良いでしょう。
勉強と部活動を両立できる術は、大人になってからも役に立つはずです。
入試や新卒就活の際にも役に立つ部活動経験
部活動を通して得たことは、入試や新卒での就職活動の際に人となりを評価する材料となることがあります。
どんなポジションで、何をどんな風に努力したことで、どんな結果が出たかなどを言えることは、たいへんな強味になります。
また、部活動において特に優れた実績がある場合は、部活動推薦で進学できる可能性もありえるでしょう。
部活動は、学生時代にのみできる特別な活動です。
子どもにとっては大変なときもあるかもしれません。
無理をしてまで続けろとは言いませんが、部活動に入って引退まで続けることで、大人になっても付き合える仲間や楽しい思い出もきっとできるはずです。
人生に一度の青春時代に情熱を注げるものがあることは、その子の人生にとってとても幸せなことではないでしょうか?
部活動での経験は、これからの人生を生きていく上での糧となるはずです。