「うちの子、勉強もスポーツもたいしてできなくて、得意なことがないんです。」
とある小学生の男の子の家庭教師で、お母さんから相談されました。
成績は中の下、運動は平均くらい、英語は小さい頃に英会話をやっていたそうで、少しできる程度。。。
子どもが産まれたときには、元気に産まれてきてくれればそれでいいと思った…
しかし、可愛いわが子のことを思えば、欲も出てきてしまいますよね。
これは、親なら誰しもが思うことだと思います。
今回は、子どもの長所を見つけ、得意なことを育てるアドバイスをご紹介しましょう。
子どもの「得意」を伸ばすために
そもそも、「得意」なことって?
わが子のことを、「平凡で何の特技もない…」と思ったときに、ちょっと立ち止まってみましょう。
そもそも、子どもの得意なことというのは、何をもって判断されるのでしょうか?
・・・・・thinking
だいたいは、こんなことではないでしょうか。
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兄弟・姉妹や、他の子どもと比べて、秀でていること
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目に見えるもの
得意・不得意というもには他者との比較において成立するものなので、ここでは後者を見てみましょう。
目に見えるものだけが大事?
テストの点数、スポーツの試合の結果、作文や絵の入賞…
こういったものは目に見えるので、得意だとすぐに分かります。
しかし、「得意なこと」には、目に見えにくいものもあるのです。
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挨拶がよくできる
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人にやさしくできる
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よく気がつく
こういったことに秀でている子は、悲しいかな目立ちはしないので、「おとなしくて何も特技がない子」と見られてしまいがちです。
しかし、「見えにくい得意なこと」も、伸ばしてあげるべき大切な長所ではないでしょうか?
子どもの「得意」を見つけて伸ばす秘訣
何が得意で何が得意でないかは、ほとんどが後天的なものです。
つまり、子どもの「得意」は、作って育てることができるのです!!
そのためには、まず、お母さんが
必要があります。
もちろん、目に見えることばかりでなく、見えにくいこともたくさん見つけてあげて下さい。
そして、子どもの長所をもとに、興味や関心を持ちそうなものを探し、やってみる「機会」を子どもに与えてみましょう。
幼児英語や音楽の体験レッスンも、スポーツの短期教室も、科学のイベントも、何でも大事な「機会」です。
そういったものに積極的に参加させていると、その中からさらなる興味が生まれ、「続けたい!」となるはずです。
それを続けられるようにお母さんが支えてあげると、子どもは集中できるようになり、自信を持つようになり、得意なものが生まれてくるのです。
もちろんそうなるまでは、時間やお金はもちろん、お母さんの手間もかかりますが、そういった支え全てが、子どもの得意なことを伸ばし育て、将来につながるのではないでしょうか。
平凡でなんのとりえもないように見える子でも、長所をたくさん見つけて、興味を持たせるような機会を与えることで、とりえ=「得意なこと」ができるのです。
ぜひ、子どもの「得意なこと」を作り、育ててあげて下さい。