子どもは、仮に今どんな状態であれ、みんな可能性を持っています。
家庭教師では、成績が良い子も悪い子も、学校に行けている子も不登校の子も担当させていただいておりますが、伸び悩んでいる子は、
できないわけではないのです。
やり方を知らないだけ。
いったんやり方が分かれば、どんな子どもだって成績が伸びていくのです。
今回は、そのために必要な気持ちの準備のようなものをご紹介します。
勉強すること、考えることは、ものすごーくエネルギーを使う
たとえば、こんな想像をしてみて下さい。
タイムマシンに乗って、戦国時代へタイムスリップ♪
ちょっとわくわくするけどとんでもない!
将軍様が、おかしな服装のあなたを見て敵だと思い、こんなことをおっしゃいました。
「この数学の10個の問題を明日までに解け。1つでも解けない問題があったら打ち首じゃ~‼」
さて、あなたはどうしますか?
普段のように、ゲームや漫画で時間をつぶしますか?
テスト前のように、わけもなく部屋の掃除を始めますか?
命がかかっているのです
どんな気持ちで、どんな姿勢で問題を解こうとするでしょうか。。。
命がかかっているなんて大げさな表現ですが、自分がそんな状況に陥ってしまったときのことを、リアルに想像してみて下さい。
死ぬ気で取り組むと思います。
分からない問題だって、
必死に調べて、誰かに聞いて、絶対解こうとする
でしょう。
実は、いつもこのくらい本気になってほしいのです。
実際に学校でトップの成績をとる生徒さんは、本気でやっているのです。真剣なんです。
ものすごーくエネルギーを使っているのです。
成績が伸び悩む子に自問自答してほしいこと
・教科書の文章を、隅から隅まで、意味を理解しようとしながら真剣に読んでいますか?
・正しい姿勢で椅子に座り、背筋を伸ばして教科書を真面目に読んでいますか?
・解説をさらっと一回読んだだけで、よく分からないと諦めていませんか?
・単語や漢字を数回チャラッと書いただけで、覚えられないと嘆いていませんか?
・なんとなく自然にできるようになるのを待っていませんか?
いいですか‼
真剣でないのに、本気でないのに、勉強が理解できるなんてありえません!
足を投げ出したり横になったりしながら、テキトーに教科書を読んで勉強ができるようになるなら、誰だって総理大臣になれます!
さらっとじゃ、一回解説を読んでも理解不能のはずです!
暗記は、数回やっただけでは絶対定着しません!
まして、何もしないでできるようになんて、絶対なりませんから!!
学校の先生は、やり方を教えてくれます。
家庭教師は、そのやり方に一人でたどり着くためのヒントをくれます。
子どもは、そうやって教わったことを、なんとしても自分で理解しなければいけません。
そう心に決めることが、本当の意味で理解するための第一歩なのです。