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「勉強しなさい」「ゲームをやめなさい」「早く準備しなさい」…

親子の会話を振り返ったときに、このような会話になっていませんか?

家庭教師でご家庭にお邪魔すると、親子の会話を調節耳にすることが多いのですが、

実にほとんどのご家庭で、お母さんの命令形の言葉が聞こえます。

そして、不登校のご家庭の私なりの統計をとると、驚くほど多くの不登校のご家庭がこの過干渉家庭に当てはまるのです。

 

過干渉さよならポイント

親が過干渉になる理由

そもそも、「過干渉」と「しつけ」の違いはなんでしょうか。

それはお子様の性格によっても異なり、はっきりとした線引きはできません。

ただ過干渉になる理由の一つとして明確なのは、可愛い子どもに失敗をさせたくないということだと思います。

 

過干渉家庭の実態

過干渉家庭のお母さんは、

「もう宿題終わったの?」「早く食べなさい」「明日の準備はしたの?」

など、子どもの行動を常にチェックしています。子どもからしたら監視ですね。

お母さんの期待通りに行動しない子どもには、お母さんは常にイライラ…。

お母さんにとっても、そんな子育ては楽しくないと思います。

 

子どもが自分から行動するために

お母さんは、子どもが自分で行動するまで「待つ」ことが大切です。

かなりの努力が必要かと思いますが、そこは子どものため!

思わず命令や指示が口から出そうになったら、お母さんの気持ちを伝えましょう。

「早くご飯食べてくれたら、洗い物が一気にできて、お母さんは助かるわ」

「宿題やってくれたら、お母さん嬉しいわ」

「いつまでもゲームしていると、お母さん悲しいわ」

などなど。

 

それでも変わらないときは

お母さんの気持ちを何度も伝えても子どもの行動が変わらないときは、子どもが親を信頼していない可能性があります。

その場合、行動しないからといってイライラせず、子どもの気持ちに寄り添う姿勢で信頼関係を築くようにしていきましょう。

お母さんも、何かあってお友達やご主人に相談したとき、共感されるだけで嬉しいと思います。アドバイスなんて求めているわけではなく、ましてお友達やご主人から命令されるのはもってのほかですよね。

子どもだって同じなのです。

「宿題なんてやりたくない」「勉強は面倒くさい」

そんな子どもの気持ちに、まずは共感してあげましょう。

 


 

子どもに命令や指示をしそうになったら、一呼吸置いて

・子どもがその行動をしたら、困るのは本人なのか親なのか

・子どもがその行動をしなかったら、困るのは本人なのか親なのか

を考える癖をつけるようにしてみましょう。

困るのが子ども本人の場合、注意はしてはいけません

 

困るという経験を、子ども本人にさせた方が、お母さんが100回注意するより効果的なのです。

ぜひ

イラッとなったら深呼吸

これを実践してみて下さい。