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中学入試、高校入試、大学入試、その中で、合格する子もいれば、残念ながら不合格になってしまう子もいます。

入試でなくても、模擬試験で成績が落ちてしまった、英検で失敗してしまったなど、挑戦する子ほど挫折を味わうものです。

そんなときお母さんは、

子どもをそばでただただ見守るでしょうか。

慰めるでしょうか。

咤激励するでしょうか。

今回は、何が子どもにとって次なるステップにつながるか、ご紹介していきましょう。

 

子どもは、お母さんが思っている以上に、頑張っていると思います。

大人が簡単にできることでも子どもには難しいですし、あんなに小さな体でも、遠慮をしたり気を遣ったりして、学校でストレスを抱えることもあります。

小さくても一生懸命生きている子どもには、お母さんが誰よりも味方になってあげて下さい。

挫折を味わって落ち込んでいるわが子には、ぜひ、3Hをおこなって下さいね。

 

褒める、励ます、広げる

 

褒める、励ます、広げる

Hoめる、Haげます、Hiろげる
の、3Hと覚えて下さいね。

 

褒める

結果が悪くても、必ずできたところはあるはずです。

そこをお母さんが見つけて、褒めてあげましょう。

家庭教師でご自宅にお伺いしていると、褒めるどころが、できなかったところを指摘しまくるお母さんが多すぎます(笑)

ぜひ、できたところを指摘してあげて下さいね。

 

励ます

落ち込んでいるのは子どもに、「これだからあなたはダメなのよ。」「だから言ったでしょ!」など、追い打ちをかけるのはご法度です。

でも家庭教師では、直接お母さんと子どものやり取りを拝見しますので、そんな言葉を耳にすることも少なくありません。

可愛いわが子に、また同じ失敗をしてほしくないという親の愛情なのはわかりますが、その愛情を、ぜひ優しい言葉に変えてみて下さい。

「今度はきっと大丈夫だよ。」「〇〇ちゃんのこと信じてるよ。」

家庭教師の力なんて本当は微々たるもので、実は、大好きなお母さんのたった一言で、子どもは立ち直るのです。

 

広げる

これはどういうことかといいますと、

次の目標を設定してあげる

ということです。

落ち込んでいると、過去にばかり目が行って、余計暗くなりますよね。

そうではなく、未来に目を向けてあげましょう。

そのときに、難しすぎる目標を設定するのはかえってヤル気を失わせるので、今回失敗してしまったのと同じくらいのレベル(ちょっと頑張れば手が届くレベル)の目標を据えてあげるのがいいでしょう。

過去に意識が向くと、どうしてこんな失敗をしたのだろうと悔やみます。

それを次に活かせるならいいのですが、多くの子どもは、ただ見守られているだけでは、失敗体験によって自信を失ってしまうのです。

なので、ぜひお母さんの力で未来に意識を向けさせて、どうやったら次は上手くいくか、失敗体験を成功体験に活かせるような働きかけをしてあげて下さい。

 


 

子どもが挫折したときの3H、いかがでしたか?

ぜひ、子どもの未来につながるよう、活用してみて下さいね。